P2P注文における紛争は、さまざまな理由で発生する可能性がありますが、主に次のような要因によるものです:誤解、期待のズレ、または購入側・販売側いずれかが取引上の義務を果たさなかったことなどが挙げられます。 申し立てが行われた場合、プラットフォームは問題の解決に最善を尽くしますが、双方にとって100%満足のいく結果を保証することはできません。

 

P2P異議申し立てにおける処理遅延の主な原因:

 

理由

説明

支払い確認の動画審査が保留中

申し立てを処理する前に、購入側と販売側の双方が支払いの証拠を提出する必要があります。

1. スクリーンショットや動画が偽造されている可能性も考慮し、動画による確認には通常よりもお時間をいただく場合がございます。 動画には、カスタマーサポート担当者から求められた具体的な情報がはっきりと映っている必要があります。

2. 申し立ての迅速な処理のために、提出いただいた動画証拠が必要な情報をすべて含んでいるか、今一度ご確認ください。

取引相手による受け取り確認中

公平な判断のために、申し立て者と取引相手の両方の意見を参考にさせていただきます。

1. 公正な対応のために、当事者双方に資金に関する証拠を提出するための十分な時間を設けております。 申し立て担当者は、先方にも必要な証拠を提出するための一定の期間を設けます。 この期間中は、P2P申し立ての審査は保留となり、相手方からの回答があるか、提出期限が過ぎるまでは判断は行われません。


先方が指定された期限内に応答または有効な証拠を提出しなかった場合、当プラットフォームにてP2P申し立ての審査を進めさせていただきます。

入金確認

1. プラットフォームでは即時決済が可能な支払い方法のご利用を推奨しておりますが、一部の国や地域では即時に決済が反映されないことがあり、支払いチャネルに遅延が生じる場合がございます。

このような場合、資金の着金をお待ちいただくことが最も安全な対応です。支払いの取り消しを要求すると、両当事者が不要なコンプライアンス上のリスクにさらされる可能性があり、最悪の場合、銀行口座が凍結されるおそれもあります。

2. プラットフォームでは、送金が完了するまでの処理時間として、一定の猶予期間を設けています。 もし送金がこの時間を超えた場合、状況に応じて再度介入し、利用者に対して適切な対応をご案内いたします。

提出された証拠の確認

1. 受理した証拠の確認は、双方の証拠が食い違う場合、特に難しく時間がかかります。 各当事者の主張の信憑性を判断するために、テクニカル分析や調査、比較、動機分析などの手法が用いられることがあります。 このプロセスには時間を要する場合がありますが、公平な判断を下すために必要なものです。

2. 証拠の確認には複数のチームが関わることがあり、そのため申し立ての処理に時間がかかる場合があります。ご提出いただいた証拠はわかりやすい内容であることをご確認ください。また、申し立ての処理には通常よりお時間をいただく場合があることをご了承ください。

返金待機

1. 場合によっては、一方の当事者が取引の一時停止を希望する場合、ユーザーに対して返金を提案することがあります。 ただし、返金手続きの間に、一部のユーザーが不正な利益を得ようと、応答や協力を拒む場合があります。

2. まずは期限内に問題解決のため、ユーザーに協力を促すよう努めます。 そのため、審査が完了するまでに、先方と何度か交渉を行う場合があります。

 

P2P申し立ての処理における各種ケース:

1. 第三者支払い

プラットフォームでは第三者の支払い手段の使用を固く禁止していますが、一部のユーザーはP2P取引中にこれらの方法を使用してしまうことがあります。 取引ルールに違反している注文については、当社の担当者は対応いたしかねます。 そのため、返金をご提案いたします。 返金が先方によって受領確認され次第、該当の注文はキャンセルされます。 ただし、返金手続きには時間がかかり、当事者双方の協力が必要となるため、関連する紛争の解決に遅れが生じる場合があります。

 

2. 資金の着金遅延

一部の国や地域、または特定の支払い方法や通貨(例:NGN、EUR、GBP、RUB)では、資金の振込に通常より時間がかかる場合があります。このような場合、両当事者は資金の到着前に注文をリリースしないよう、相手方に依頼するためのP2P申し立てを提出することができます。

ただし、遅延が通常の期間(3~5営業日)を超えた場合には、P2Pの申し立てを以下のとおり対応いたします。

  • 購入側には、お支払いの状況について、ご利用の送金チャネルへお問い合わせいただくことをおすすめいたします。
  • 販売側は、支払いが処理されるまでお待ちくださいますようお願いいたします。 お待ちいただけない場合は、支払いが行われていないことを確認したうえで、こちらで注文のキャンセルを対応いたします。

注文のキャンセル後に購入側の支払いが届いた場合は、購入者側が同じ金額で同じ販売側に対して新たに注文を行うか、販売側が内部振替を通じて購入側にトークンを送付することが可能です。

 

3. 銀行口座凍結

一部の国や地域では、個人名義の銀行口座を事業や取引目的で使用することが禁止されており、これに違反すると銀行が取引資金を凍結する場合があります。 銀行口座が凍結された場合は、問題解決のために申し立てを提出することが可能です。

当取引プラットフォームは、サイトに表示されている支払いチャネルとは一切の取引関係を有しておりません。 そのため、販売側はご自身の銀行へお問い合わせのうえ、取引を続行するかどうかを当取引プラットフォームにご連絡いただく必要があります。 販売側が取引を続行される場合は、注文は完了となります。 販売側が注文をキャンセルする場合は、当プラットフォームが返金手続きの連絡をサポートいたします。 なお、銀行口座が凍結されている場合、返金が遅延または一時停止する可能性があり、銀行口座の凍結が解除されてからでないと返金処理ができないため、申し立ての対応に通常より時間がかかることをご了承ください。

 

4. 不正注文

P2P取引においては、暗号資産に関連した詐欺が高い利益を生むことから、詐欺行為が発生する可能性があります。

よくある詐欺のケースには、以下のようなものがあります:

もしP2P取引で詐欺の被害に遭ったと感じた場合は、注文の申し立てを行うことができます。解決までの時間や対応は、詐欺を証明するための証拠の内容や量によって異なります。 基本的な詐欺の場合は、通常、迅速に判断し即時対応が可能です。 複雑な詐欺では、両当事者や他のサポートチームと証拠の真偽を確認する必要があるため、調査に時間を要することがあります。 収集した情報に基づき、調査時間の短縮を図ります。

ただし、証拠が不十分な場合は、対応に時間がかかることがあります。 すべてのユーザーの皆さまにおかれましては、暗号資産の詐欺被害に遭わないよう、十分に注意し資金を守るようお願いいたします。

 

注記:

P2P注文の申し立ての対応は、通常のオンラインカスタマーサポートの問い合わせとは大きく異なります。申し立ての過程では、当方の対応チームが購入側と販売側の双方と連絡を取り合い、トラブルの内容を把握したうえで解決をサポートします。 トラブルをできるだけ避けるために、ユーザーの皆さまにはP2P商品の仕組みやルールを十分に理解し、取引に伴うリスクを承知のうえでご利用いただくようお願いいたします。